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はじめてガイド・36

士業のホームページで、
相談につなげる見せ方

税理士・行政書士・司法書士・社労士・弁護士——。専門性は十分でも、ホームページで「初めての相談者にどう伝えればいいか」は悩ましいものです。むずかしい話はしません。相談につながる事務所のページには、共通する見せ方があります。今日はその要点を、やさしく整理します。

所要 約4分専門用語なし士業の先生向け
先に結論

士業の事務所は、「信頼」「相談のしやすさ」で選ばれます。だからホームページでは、何を頼めるかいくらが目安かどんな先生かどう相談すればいいかがひと目で分かることが大切です。この4点が見えると、初めての方でも「ここなら連絡してみよう」と思いやすくなります。

士業は「人」と「安心」で選ばれる

お客様が士業の先生を探すとき、その多くは不安をかかえています。相続をどう進めればいいのか、申告は間に合うのか、許認可は通るのか、労務トラブルをどうおさめるのか。専門外のことだからこそ、誰に相談すればいいか分からないのです。

そんなとき、事務所のホームページが「何を相談できて、いくらくらいで、どんな先生がやっていて、どう連絡すればいいか」を落ち着いて伝えてくれると、初めての方でも一歩を踏み出しやすくなります。立派な実績を並べるより前に、まずこの「相談しやすさ」が伝わる設計が要です。

そして士業の場合、検索のされ方にも特徴があります。多くの方が「地域名+税理士」「相続 行政書士 ◯◯市」のように、エリアと困りごとをかけ合わせて探します。だからこそ、対応エリアと取扱分野がはっきり書かれていることが、見つけてもらう力につながります。

士業のホームページに載せたい6つの要素

初めての相談者の不安をほどき、連絡につなげるために、次の6つがそろっていると安心です。事務所の状況にあわせて取捨してください。

1
📋
Services
取扱業務・対応分野
伝えること… 何を相談できるか

相続・会社設立・記帳代行・各種許認可・就業規則・労務相談など、「これを頼めるんだ」と分かるように具体的に。専門分野や注力分野が明確だと、相談者は自分に合うかを判断しやすくなります。

2
💴
Fees
料金体系の目安
伝えること… いくらかかるか

金額が分からないと相談自体をためらわれがち。「初回相談無料」「顧問◯円から」など目安や考え方を示すと、ぐっと連絡しやすくなります。事案で変わる旨を添えれば誠実さも伝わります。

3
🧑‍💼
Profile
先生の紹介
伝えること… どんな人か

顔写真・経歴・登録番号や所属(◯◯会)・大切にしている姿勢。人柄が見えると安心感が生まれます。専門性だけでなく「話しやすそう」が伝わると、相談の心理的なハードルが下がります。

4
📞
Flow
相談の流れと予約導線
伝えること… どう相談するか

電話・問い合わせフォーム・オンライン相談など複数の連絡手段を、各ページの届きやすい位置に。「相談→お見積り→ご契約」のように流れを先に示すと、何が起きるか分かって安心です。

5
📍
Area
対応エリア・アクセス
伝えること… どこで頼めるか

対応地域・事務所所在地・最寄り駅・地図。「地域名+士業名」で探す方に見つけてもらううえでも大切です。来所だけでなく、オンライン・訪問の可否も書いておくと親切です。

6
🗣️
Voices
お客様の声・解決事例
伝えること… 頼んだ後の安心

実際の相談の様子や解決の流れがあると、初めての方もイメージがわきます。ただし守秘義務に十分配慮し、個人や事案が特定されない形で。ご本人の同意を得た範囲にとどめます。

※ ぜんぶを一度にそろえる必要はありません。まずは「取扱業務」「料金の目安」「先生の紹介」「相談導線」の4つから整えると、相談につながる土台ができます。

「何を頼めるか → いくらか → 相談」の流れをつくる

相談者がページをたどる気持ちを順番にならべると、こうなります。この流れがスムーズだと、迷わず連絡まで進みやすくなります。

士業ホームページで相談につながる流れ:業務→料金→人柄→相談 📋 何を相談できるか 取扱業務が分かる 💴 いくらが目安か 料金が見える 🧑‍💼 どんな先生か 人柄に安心する 📞 相談・問い合わせ 迷わず連絡できる 不安がほどけると、相談につながる
「何を頼めるか」が分かり、「料金の目安」が見え、「先生の人柄」に安心できると、初めての方も相談まで進みやすくなります。

逆に、この途中のどこかが空白だと、相談者は不安なまま離れてしまいます。たとえば取扱業務は詳しいのに料金にまったく触れていない、先生の顔も人柄も見えない、連絡先がページの隅に小さくあるだけ——といった状態です。専門性が高い事務所ほど、この「相談者目線の橋わたし」が抜けてしまいがちです。

相談につなげるためのチェックリスト

いまのページ(または新しく作るページ)を、相談者の目で見直すときの確認ポイントです。

  • トップページを見て、「何を相談できる事務所か」が数秒で分かる。
  • 料金の目安や考え方が、どこかに書かれている。
  • 先生の顔写真・経歴・所属があり、人柄が少しでも伝わる。
  • 電話・フォームなど連絡手段が複数あり、各ページから迷わず届く。
  • 相談の流れ(初回は何をするか・費用はかかるか)が示してある。
  • 対応エリア・アクセスが明記され、地域名で探す人にも届く。
  • お客様の声や事例は、守秘に配慮し同意を得た範囲にとどめている。
  • スマホで見やすい。文字が小さすぎず、電話ボタンが押しやすい。

スマホの見やすさは、士業でも見落とせません。困りごとを抱えた方は、移動中や夜にスマートフォンで検索することが多いからです。画面が読みにくい・連絡先が押しにくいと、それだけで離れてしまうことがあります。

⚠️ 表現には配慮が必要です

士業は、業務分野によって広告に関する規制やルールがあります(弁護士など)。所属する会や関連法令の定めに沿い、勝訴や許認可取得などの成果を約束する表現や、過度に煽る表現は避けるのが基本です。成果を約束するのではなく、「何を相談できるか」「どう進めるか」を正確に・誠実に伝えることが、結果として信頼につながります。具体的な表現は、所属会の指針もあわせてご確認ください。

信頼が伝われば、初めての方も連絡しやすい

士業のホームページで大切なのは、派手さではありません。落ち着いていて、知りたいことが整理されていて、相談の入口がはっきりしていること。それが、専門家としての信頼そのものを伝えてくれます。

「何を相談できるか」「いくらが目安か」「どんな先生か」「どう連絡すればいいか」。この4つが見えるだけで、不安をかかえた相談者は、ずいぶん連絡しやすくなります。事務所が積み重ねてきた専門性を、必要としている人にきちんと届けるための見せ方です。

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信頼が伝わる、相談しやすいページを。

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