事業用のホームページ費用は、多くの場合経費にできます。ただし「何の費用か」で勘定科目が変わります。ざっくり言うと、ふつうの情報発信サイトの制作費・月額は「広告宣伝費」まわり、サーバー・ドメイン代は「通信費」や「支払手数料」まわりが一般的。高額・システム入りは資産計上の考え方もあります。最後は税理士に確認を。
まず「2種類のお金」に分けて考える
費用相場の記事でも触れたとおり、ホームページのお金は大きく2つ。①作るときの費用(制作費・初期費用)と、②続けるための費用(月額の管理料・サーバー代・ドメイン代)です。会計でも、この2つで考え方が少し変わります。
②の毎月・毎年かかるものは、その期の経費として処理しやすい一方、①の制作費は金額や中身によって扱いが分かれることがあります。ここが、多くの人が迷うポイントです。
よくある勘定科目の目安
あくまで一般的な目安です(会社の会計方針や内容で変わります)。
| 何の費用か | 使われやすい勘定科目(目安) |
|---|---|
| 通常のホームページ制作費(情報発信用) | 広告宣伝費(その期の経費にできることが多い) |
| 毎月の管理料・保守料 | 広告宣伝費 / 支払手数料 など |
| サーバー利用料 | 通信費 / 支払手数料 など |
| ドメイン取得・更新料 | 通信費 / 支払手数料 など |
| 予約・通販などシステム機能の開発 | ソフトウェア(資産計上→数年で償却)の考え方も |
| 高額で効果が長く続く制作 | 繰延資産 等として資産計上する考え方も |
※ 科目名や処理は会計ソフトや顧問税理士の方針によっても異なります。一度決めたら、毎年同じ科目で続けると分かりやすくなります。
会計・税務の扱いは、事業の形態・金額・サイトの中身・その年の制度によって変わります。この記事は「考え方の地図」であって、個別の正解ではありません。実際の処理は、顧問税理士や所轄の税務署にご確認いただくのが確実です。国税庁の情報も参考になります。
帳簿づけをラクにする小さなコツ
- 領収書・請求書を、月ごと・年ごとに残しておく(あとで楽になります)。
- 制作費と月額・ドメイン代は、分けて記録しておく。
- 勘定科目は、一度決めたら毎年そろえる。
- 判断に迷う高額な制作は、先に税理士に一言相談する。
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